「かも」が田んぼをそうじ?
田植えが終わった田んぼの一面が緑色や茶色になることがあります。表層剥離と言って田んぼの表面の微細な土の粒子が珪藻類の活動によって凝縮して薄い膜ができ、藻類の光合成で発生する酸素によって浮き上がる現象です。
極端な場合には、稲の苗を覆いつくして稲が枯れてしまうこともあり、とても厄介な現象です。堆肥等の有機物を入れた田んぼに多いように感じています。化学肥料を控えて有機質を多く使用して栽培する特別栽培米の宿命なのかも知れません。
その田んぼに2羽の『かも』がやって来ます。夫婦なのかいつも2羽で行動しており、水中のエサを探しながら水面をスイスイ移動すると厄介な膜の層が壊れて行きます。2羽だけでは田んぼの全面がきれいになる訳ではありませんが、北国に帰るはずの『かも』が当地に定住して、私たちの手伝いをしてくれているようでとても微笑ましい光景です。
田んぼの表面を藻が覆ってます。気にすることなく蹴散らして行きます。
夫婦でしょうか、有機質たっぷりの田んぼで優雅にエサ探し。
0コメント